◆優良事業者評価制度の活用方法
□ 優良事業者評価制度の活用方法
前回のメルマガでは、フグ田マスオさん(仮称)が、労力の割には、全然
メリットが無い「優良事業者評価制度」に関して、お役人に空手チョップを
お見舞いしてしまいました。
確かに、現時点では、本当にメリットが無い制度です。
マスオさん(仮称)の怒りもごもっともです。
しかし、しかしですよ
メリットが少ないからと言って、無意味な制度と決め付けてしまうのは早計
です。
少なくとも、今すぐこの制度に参入すると、2つの大きなメリットがありま
す。
まず一つめのメリットは、
かなり目立つということです(笑)
3月1日現在で、「優良事業者」として評価されているのは、日本全体で
たったの4社です!
全国20数万の産廃処理業者のうちで、たったの4社!
「4社しかない」という事実には、計り知れない価値があります。
これだけで、大きな信用力になるでしょう。
今年中には、もう少しこの数が増えてくると思いますが、それでも100社
程度にしかならないのではないでしょうか。
二つめのメリット
一つめのメリットとも共通するのですが、早めに参入するほど、自社ブラン
ドの構築に有利という点があります。
ちょっと このHPを見てください。
http://www3.sanpainet.or.jp/nw_data/216/doc1.pdf
財団法人産業廃棄物処理事業振興財団 という公益法人のHPです。
評価を受けた順で掲載されていますよね。
この順序は、未来永劫変わることはありません(笑)。
後で、「順番を変えて欲しい・・・」と思っても、絶対に無理です。
全国で、あるいは○○県で、最も最初に優良と評価を受けました! と
アピールすれば、対外的なイメージアップになります。
イメージ「アップ」どころか、イメージが変わるかもしれません。
これだけインターネットが普及した時代であるにもかかわらず、
廃棄物に関する情報は、まだまだオープンになっていません。
これは、廃棄物処理業界の問題のみならず、ゴミを出す側の責任や国民の
意識の問題でもあります。
私は、その現状を少しでも変えていきたいと思い、こうして毎週、
血の滲むような思いでメルマガを発行しています(笑)。
話が少し逸れました
今後経営の厳しさを増していく、廃棄物処理業界は
まず、自分たちの存在を広く社会に知ってもらう必要があります。
そのためには、インターネットでの情報公開を基本とする、
「優良事業者評価制度」を利用することも 重要となるでしょう。
人間は 馴染みの少ない対象に対しては、親近感を持ちにくいものです。
まずは、
「存在を知ってもらう」
廃棄物処理業界に止まらず、人間社会の全てに通じる話ですね。
次回は、「優良事業者評価制度」に対する誤解や思い違いなどについて、
お話したいと思います。