◆求む!コスモクリーナーD
□ 求む!コスモクリーナーD
♪さらばー 地球よー♪
昭和49年に放映されていた「宇宙戦艦ヤマト」
ガミラス星人の攻撃によって、放射能に汚染された地球を救うため、14万
8千光年彼方のイスカンダルまで、コスモクリーナーDを求めて旅立つお話
でした。
コスモクリーナーDとは、放射能を除去することができるという便利な機械
http://yamato.channel.or.jp/info/meca_20.html
漫画やアニメならではの設定ですが、いいですよね こんな便利な道具があ
ると
ア○パ○マンなども、こういうオチが多いです。
なぜか、雨や水が全ての汚れを洗い流す というオチになる(爆)。
ところが、実際には、
放射能を除去する機械なんて存在しませんし、
一度ついた汚れや穢れは、雨や水では簡単には落ちません。
それなのに、それなのに・・・
我々は日々、「燃やしたら量が減ったジャン」と、目に見える現状だけに
満足してしまい、大気中に大量の有害物質を放出し続けています。
その典型例がダイオキシンですね。
「最新型のガス化溶融炉なら、ダイオキシンの発生は抑えられるんだぞ」と
主張される方もいらっしゃると思います。
しかし、これは実験室での実験結果に基づくだけの主張です。
実際に発生するような、性状や成分が一定しない廃棄物に対応した実験など
ではありません。
ダイオキシンや焼却の有害性を喧伝するのが、今回のメルマガの趣旨では
ありませんので、今回はこれくらいに止めておきます。
今回のメルマガの趣旨は、「RoHS指令」についてです。
「RoHS指令」の詳細については、コチラを参照してください。
↓ ↓ ↓
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20060224/113663/
この「RoHS指令」
日本だとまず考えられない規制です!
電子機器に、鉛、カドミウム、水銀、6価クロム、ポリ臭化ビフェニル、
ポリ臭化ジフェニルエーテルの、六つの有害物質を使用することを規制する
もので、2006年7月以降、これらの有害物質が一定量以上含まれた製品はEU
全域で販売できなくなります。
もし、有害物質が一定量以上含まれた製品を販売していることが分かれば、
罰則が科されるとのこと
大企業に優しい日本の法制度では考えられない環境です。
しかし、「EUは人と地球に『優しい』政策を考えているんだなあ」という
表面だけを理解して、安心するのは危険です。
EUは、なぜここまで強硬に規制をする必要があるのか?
続きは次回に。
それを考えるためには、
国と国を隔てるのは国境線のみという、EUの地政学的な特性を理解する必
要があります。
国境線とは、人間の便宜的な定義にすぎませんので、
大気や水は、国境線にお構いなく移動します。
隣国での汚染は、即、自国の汚染につながります。
続きは次回に。