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女性のチカラ(その2)


 世の中には、男と女の2種類しかいません。


 中には「違う」と思う方がいるかもしれませんが、少なくとも、生物学的に
はそうです。


 男女差別ではなく、男と女の特性の違いってのも現実に存在しています。


 そうである以上、企業や団体の組織は、男と女のそれぞれの長所を活かす
方法を考えるのが最善です。


 話を分かり易くするため、非常に大雑把に分類すると、


 男は一点集中型
 女は総合調整型


 異論はそれぞれあると思いますが、男女の特性を理解するために、大雑把な
キーワードでご容赦ください。


 今までは、廃棄物処理業界というものは、男中心の社会でした。
 その反対に、環境保護を呼びかける団体は、女性が構成員の大半を占めて
います。


 急増するゴミの処理に困った日本は、焼却炉を一斉に導入し、手っ取り早く
ゴミを燃やしてしまうことにしました。


 目前のゴミ処理を優先させるため、「一点集中型」の思考で、問題解決を図
りました。


 その結果、目の前のゴミの量は減りましたが、
 「ダイオキシン問題」や「ゴミの減量意識の希薄化」、「ゴミの更なる発生」
といった問題が、次々と起こってきました。


 その陰で、子供や家族の健康を守るため、多くの女性が、「消費者団体」や
「環境保護団体」を結成し、男社会(企業社会)の論理に風穴を開けるべく、
地道な活動を続けてきました。


 「では女性が中心になれば良い」というものでもありません。


 「男中心」でもなく、「女中心」でもない社会
 二者択一ではなく、男と女がそれぞれの力を発揮しあう社会


 これが必要だと思います。


 
 具体的には、男女が一緒に問題の解決を図り、

 「焼却は確かに必要だね」
 「でも、全部を焼却するのは危ないね」
 「だから、長期的にゴミを減量していこう」
 「だったら、製品の設計段階から、ゴミが出にくい設計を取り入れよう」

 と、男女がそれぞれの着眼点を補強しあうイメージです。

 目先の利く指導者は、無意識のうちに、男女が補完しあう組織を作ろうとし
ています。
 無意識ではなく、奥さんなどの女性の強制なのかも知れませんが(笑)。


 うまく行っている会社ほど、男だけではなく、女性の力を十二分に引き出し
ているような感じがします。


 皆様の会社・家庭はいかがでしょうか?
 どちらか一方の言い分ばかりが通っていませんか?

「よく分かる!!廃棄物問題」
元産廃Gメンの行政書士による、廃棄物問題の解説。廃棄物処理法の問題点、ゴミ処理技術、信頼できる処理業者の見つけ方、すぐに効果が出るゴミの削減方法、住民運動の留意点、産業廃棄物処理業者の経営改善手法、法改正情報など、ホットなニュースをお知らせしていきます。
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