廃棄物処理法「大」改正の動き

vol.143 廃棄物処理法「大」改正の動き

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09/11/27号

 
 半年ほど前から、当メルマガでもお伝えしてきたところですが、
 

 次期通常国会において、廃棄物処理法が改正される可能性が高くなってきま
した。


 現在、中央環境審議会「廃棄物処理制度専門委員会」においてまとめられた
「報告書(案)」に関するパブリックコメントの募集中であり、年内にパブ
リックコメントを踏まえたうえで、正式に環境大臣に報告。

 
 順調に行けば、次の通常国会で廃棄物処理法の改正について審議される予定
です。

 ※パブリックコメントの募集期間は、12月1日(火)までです。
  詳細は、下記URLをご覧ください。 
  http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11727


 専門委員会では、現行の廃棄物処理制度の問題点とその見直しの方向性につ
いて議論がなされましたが、最終的には、以下の9個のポイントに絞りこまれ
ました。

 1.排出事業者責任の強化・徹底
 2.廃棄物処理業の許可制度の整備と優良化の推進
 3.廃棄物処理施設設置許可制度及び最終処分場対策の整備
 4.不法投棄対策の強化・徹底
 5.適正な処理が困難な廃棄物の対策の一層の推進
 6.排出抑制と循環的利用の推進・徹底
 7.地方自治体の運用
 8.廃棄物の輸出入
 9.低炭素社会との統合


 私個人の意見としては、今回予定されている法律改正は、平成3年と平成9
年の法律改正に匹敵する、重要な法律改正になるはずと考えております。


 その理由を説明する前に、まずは報告書の概要を把握していただくことが必
要と思いますので、先日(11月24日)に行ったセミナー資料から、法改正に関
する資料を一部抜粋し、ダイジェスト版を作ってみました。

 http://www.office-onoe.com/mail-magazine/mg1127.pdf


 まずはこちらをご覧いただき、さらに詳細を知りたい方は、報告書(案)を
直接参照いただくなどして、これから予定されている制度改正の大まかな動き
をつかんでください。

※廃棄物処理制度専門委員会報告書(案)は、下記URLの下の方にリンク先
が記載されています。
 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11727



 次回のメルマガでは、報告書(案)から予想できる、今後の廃棄物処理法改
正の方向性を解説いたします。