産業廃棄物に関する基礎知識『廃棄物とは』

産業廃棄物に関する基礎知識「廃棄物とは」

「産業廃棄物」の説明をする前に、まずは「廃棄物」の定義から。

廃棄物処理法では
「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、 動物の死体その他の汚物又は不要物であつて、固形状又は 液状のもの(放射性物質及びこれによつて汚染された物を除く。)をいう。 (廃棄物処理法第2条第1項)
と定められています。

「産業廃棄物」とは、この廃棄物の中でも、「事業活動に伴って発生した」廃棄物のことを指します。
廃棄物の種類


なお、一般廃棄物と産業廃棄物の双方に、特別な管理が必要な危険な廃棄物として、「特別管理廃棄物」が定められています。
特別管理産業廃棄物の具体例としては、医療機関から発生する血液が付着したガーゼなどの「感染性廃棄物」や、強酸性や強アルカリ性の廃液などがあります。